同化のススメ
毎日太陽を殺して、殺して、殺して、殺して、
世界に二度と朝が来なくなったら綺麗だろ?
そして影がすべてを飲み込むのさ。
こんなこと君に言ってしまうような、
俺って本当にどうしようもない男だ。
真夏の焼ける陽射しに顔を顰めてへたくそに笑う君を、
確かに愛してるはずなんだけど、
俺と一緒に底まで堕ちてくれないかって、
悪魔の勧誘をしたくなる。
君に冷たくしたのは君が嫌いだからじゃないさ。
早くしないと俺の中の悪魔が君の手を引き摺って、
夜の部屋の隅っこに押し潰してしまいそうだから、
それがとても恐ろしいんだ。
ああ、なんでこうも君を上手く愛せないのだろう。
やはり俺は罪人だ。
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