あなたの席は真っ白。
雪の降るように純白。磔刑。ああ磔。
アルカリ 例によって 君から抱きしめる
しづかに ゆっくりと流れるメロディ
あたしのなかに なにもないと
なくなっちゃったその虚無感は
手につかんでかかえて走るようなもので
ああ あたしがなにもできない このことを
あらあら、ららばい ばいばいの音
あー、しまった しっぱいしたな
雪をもっとふらせていたらよかった ああ!
どうして 秋も夕暮れも鐘も
あたしのなかにあったようなのにどこにもない
ねえ あなたはいつあったのかしら
わたしといつあったのかしら
ねえ ピンク色のつぶを 食んだ
かりりと つぶした ああああ。
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