水の泡
愛してる
愛してるって何度も言って
あなたの温度を繰り返す
指先はただ冷えてかじかんでいく
ひとりにしないで
いつかあなたと離れてしまうと
何度も泣いた
涙で部屋は海の底
私の声も泡みたいにはじけて
きらきら淡く飲み込まれるのだ
あなたが好き
あなたのことがいつまでも好きだよ
答えを出さずにずっと抱きしめて
夢のような時間に鍵をかけて
叶わない約束で私に手錠をかけて
ずっと迷わないように。
24/11/21 15:08更新 /
ヨルノアサヒ
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