ごめんなさいをもう一度

あなたのことを 誰よりも信頼していたのだと
今になって気づくが もう取り返しがつく段じゃなくて
ただ 私は こんな時でも
泣けないことを 怒られるんじゃないかって
そんな心配をしてる

冷たい音を繰り返す
まだ 囚われたまま
いつか目覚めると信じて
人工呼吸を続けている

すべてを巻きこみ 壊して
それで今になって許してくださいだなんて

ただの災害だったのに

忌々しい
馬鹿みたいだ

彼女が私の歌について尋ねた時
心臓を覗かれたみたいだった

この歌を好きな自分ごと
幼すぎると否定された気分だった

瞼がどんどん重くなっていく
意識が落ちる時は いつも
貴方と彼女の笑う声が聞こえる

許されないならばせめて
傷をつけておこう

長い自問自答も
もう これで 終わりだ









24/05/10 23:52更新 / ヨルノアサヒ
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c