鳥属ちの和平



トリ貴族

エイレーネ
ειρηνη
妥やかな時流 が凪ぐ

この景が戯画としてピクセルに焼付き
いつまでも不毀で 絶えぬことを 切に
求陋する


燦粉は碧竝の浪み表てに均散らされる
なんて滓梦
なんて薄膜
めくってもめくっても
裏表すらなく
唯だのふあふあしつしんきろう
影像にして肉 層なし
空き拔けて 囚 かめぬ
うらぎ ら るる所有欲
拭いきれない虚 しさ
エイレーネ
エイレーネ

抑え切れぬ怺らえ伐れぬ 惜 しさに

きづいたかれらは一斉に振返り
一瞬 常き灯う 氷ま り

翔び発った


ぱは ともう旅どらない門ど 出









24/02/09 00:00更新 / OTOMEDA
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