鳥属ちの和平
トリ貴族
エイレーネ
ειρηνη
妥やかな時流 が凪ぐ
この景が戯画としてピクセルに焼付き
いつまでも不毀で 絶えぬことを 切に
求陋する
燦粉は碧竝の浪み表てに均散らされる
なんて滓梦
なんて薄膜
めくってもめくっても
裏表すらなく
唯だのふあふあしつしんきろう
影像にして肉 層なし
空き拔けて 囚 かめぬ
うらぎ ら るる所有欲
拭いきれない虚 しさ
エイレーネ
エイレーネ
抑え切れぬ怺らえ伐れぬ 惜 しさに
きづいたかれらは一斉に振返り
一瞬 常き灯う 氷ま り
翔び発った
ぱは ともう旅どらない門ど 出
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