縁起膨蝕
ひととひととがひとよに遭う 策つかる
遇えば 個箇らの鎖がきちり 嵌毬り
タシカなチェインで連結がれる
そうして
縁ん ができる
因ん が炙苦泡きほぅくらむ
運ん が滑びぇりだす
恩ん が響びき心鏡に障りおと鳴らす
安ん が暗を覆し湿めるナミ打寄せる
浸すら浸すら
さはつぁ つぁ つぁー
さはつぁ つぁ つぁー
くり鬱陶しすらきにならない
ただ駄駄粉粉のようなララバイ
あまりにも なちゅ に肌馴染む
はなでくちでちうくうきと 箔く
酸きのごとく (トイキトイキ)
脈 どうのことく (チクチク)
ことことことことことこと...‥‥
凡て切掛が ゲンインガあって
型まってたなにかの瘡壊ぶれ
限界の悲な縛り
アフレだし播きチラシだし
はじまった かこ と今成ったじじつ
もう初ょに蒸えせない
伸びだし何処までも支葉巻らいて
宿めに旋らみ舞わり係らんでゆく
カラメルソースの 膿み 灘だ
ほおよう
黙づか
白浪の柵列に雲澱のきれ隙から
斜明 挿し傾どき 突射すその櫂
白紙頁子の縁起帳
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