薔薇城の途ちなり
どこまでいけども
イバラのイバラの途ち
のたりまおう 大河をへだてて
北方へと 延び育く大地
悠 大
そのゆく筋には至難がまたがる
行く手を阻む塞ぐ
突きとばされ
撥退けられて
みちのそとでひざ抱え
想い鬱さぐ
これ いきているということだから
一旦こころ折れ曲がり一念損だける
繭と泡の裡にこどく篭もる
毒くと化身した自我を ゐ しきする
どくどくうちよせる自己の鼓動の波状
じぶんに墨舎りぽかと飽いたくろき坑道
でもこころはいつまでも
ヤミとヨゴレに泳みれていられない質丿
経過と併わせ瑞ずから殻ちから
抉じ開けて
ヒラキ
たからかに登壇がる
浮上 飛報する肝質の臓腑丿なのよ
感染し覇及し増幅
これが私を侮蔑し虐待蹂躙した宇宙への
報復
ほんものもの遺構
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