覆水こぼれる すぐ 秒えの
まんすい
その容器のなかに
充たされた液体は
零ぼれそうで零ぼれない
焦れったい焦れったい
ソノバに史みとどまる
曲限まで派った表面張力
ひとのこころもしかりだ
満悦は罪じゃないが
それがこころの要領限界寸前まで
押詰められたあとでもしも
どれもが度量容量を超えたら
善意を押し止める境界が破れたら
取り止めなくなる 奔流となる
歯止がはじきとんび暴走ハント
その愚かばかしい珈琲番劇は
なにもかもお前自身の慢心のせい?
ソレほんとう?
でも人ンマイシンって こわい
これはほんとう
じしんが冷徹に検分できなくなるから
なかで はぁーっはぁーっといきひそめ
登ばんまってる悪意の鬼窶裏らみの
なかでう濡れぼれが一番 やっかむ
だってソトガワいちばん奇麗で
まとまあってマアルク完結してるか
のように戯つるんだもの づぅるいよ
フェイクやトリックや贋製ものは
どっぺゲンゲの妖ぅ霊うだ
ひゅーぅぼんぼろりー ふぉぅフおぅ~
満水おあふれると損われそんなもん
まで顕現れる怪異詩帳 めくらあれ
これからの熱っつい シイズンモ
こうしてみれば詩中ワードにダイブし
どっぷり現とを却すれ大分凉しくなる
こわくて硬直するけど私達の間だけの
秘訣だよ?
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