常盤 (斎き笑)


きみがおれの常宿


たとえば坂本竜馬にとって
おりょうやお登勢がそうであったように
きみはおれのおふくろというより
ぬくよかなふところなんだ
ふろでいっしょの湯船を漕いでても
てれないとても自然なパアツなんだ
譬えば体幹裡の臓物はそこに居るの
ほとんど感じないけどおれ活きてるの
シッカ支えてくれてるだろう?それと同一
遊んで戯れるだけの内藤の新宿繁華街
とはちがう
ケバいテカテカひかる骨つき革だけの
ねエちゃんや行きつけのママとは別枠
もしいまこのとき天が凸所ょふたつに
割れてたとえと木星が堕ちてきても
おれはまっさきにきみのかダダに
折重なりかばいつつ一緒に熔ける
だろう彼我の細胞構成していた
粒子は交じり合って次の生成する
固形大地の熱いウミになだれこんで
いつか組み泡立つ初期生命の種子と
なるだろう
そのすこしじょうくうには
きみとおれの蓮エコンの末裔が
白羽の生えたぜんらの天翅のように
環をなしてくるむくるむ恋転してる
にちがいない
きみというヤドのにかいの畳民に
ねそべりきみのひざ膜裸に脳みそ
あづけながらそんなタノシイ
デイメア(タグトラウム)をみたんだ
ヨヨギハラジュクシブヤエビスメグロゴタンダ
蓬蕨半熟タマゴ渋茶蝦酢鮴ばるごった煮糯
さあそろそろ夕餉のじかんかな?
今日の一汁三菜はなんだい
うぉほっ天婦羅か すごいごっそうさんじゃない!
ごっつぁんです いまたべどき土椀のなかの
cecile も出汁 癒廨あがってホカホカしてる



23/06/28 05:15更新 / OTOMEDA
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