オトコトオンナ
『男』 という字はちょっぴりコケティッシュ
トコトコとかってにあるきだして
どっか手の届かないとこへ往って
しまいそうな危うさと腕白さ頌える
「田」のあたまが恰好つけて力こぶ造り
かがみ見惚れてるとか指し詰め脳筋バカすか?
それに較べ『女』 の字は堂々と開き直って
厚かましさまで道にいった完成達観の 感めぢ
でーんと大な字になって肝っ玉かあちゃん
めざす大んな丈夫? 字の織成す線の間隔自体
鷹揚で拡がりあって中央に子宮まであるサマー
字の正面に「く」の字まで突出しているさまなぞ
ほとんどセクシャルアピイル 前向きすぎ
まさに自信が屹立している風格の士 提げてないけど
うかかんとしてるとくの尖端の角に刺されそうだ
まあこうした『男』と『女』が刺しで向い合ったら
ハ ゲ だの虫うだの裸舞稽古霧とかでてくる倣いで
古今のラブストーリーやラブソングってのもふつう
男女が対局なしてるから転回できた オ ラ ク ル (神託)
な因果けだわさ すこしはべんきょおになったかい
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