滑空に網らむ その浮上
不浄の原野 原洋の昊えに
ふたたび
浮上する日
その刹ゅん那ん
ぼくはらせんの裡でのたうつうんめいの
帷りから
かきわけ
かきわけ
打ち発でて
ふたたび陽のみえる階たに湧きいずり
ひたいに掌をあて仰ほぎ
日輪の中清んだけを凝つ視る
それを取囲む 奧遠かい 青さえも
絵ころなかに偲びこまない
とうに 喪ったものだけが しんぢつ
23/09/09 14:20更新 /
OTOMEDA
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