軍 師
立ち塞がる万難をしにもの狂いの
気合と気迫だけで斥し
ビチアス海淵の涯に棲む
このほしの超軍師カンベエに逢いにいった
かれはマントルとのハザマを
でたりはいったりしながら
戦術に耽る義偉(つわもの)である
開口一番
二〇二一年のいまの様相について如何様に評するのかと問い掛けた
すると軍師は ハ ハ ハ と紅らい
『阿呆(ゆかいゆかい)』
とだけ薫陶を置きみやげに
巌の壁に遮ばまれた
分断のあちら皮わへ還えていった
21/03/30 06:16更新 /
OTOMEDA
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