令 闇




令夜が筒づく



ぼくたちを俘りかこむように

螺旋回しながらみはてぬ涯てまで
みはたす鍵ぎり

晴るかすのびている


モッカは春だが初夏だが

いてついたような心の
どこまでの怒これる氷海

ひゅーみぃひゅーみぃ
ひゅー ひゅー

とぅるるるるるるるるる…………



こころねは 園

氷愧という病気が幹根 派 り

その鬚 鬘 おもいのまんま宙ろげ

既識の正気を罪み苛み車るわせる

ぐるぐるしてしまう ふるふるして

これが醒めることのない
空けることのない
常冬だ

令闇は濃紺に深ろく錯くされ

いったん煌々とつめたくひかり

みごくうつくしいが
ただやはり詰めたく


残酷高慢で








錆びしい


末期の酒け丗だね

ゴゴと主張する巌だけ真実の
ダダ痘痕図

絶価でふりかえる過去悔だけ
まるでぃー濁瀧のようね




磯瀬のうご 蠢く銅鑼蟇







23/05/16 15:51更新 / OTOMEDA
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