令 闇
令夜が筒づく
ぼくたちを俘りかこむように
螺旋回しながらみはてぬ涯てまで
みはたす鍵ぎり
晴るかすのびている
モッカは春だが初夏だが
いてついたような心の
どこまでの怒これる氷海
ひゅーみぃひゅーみぃ
ひゅー ひゅー
とぅるるるるるるるるる…………
こころねは 園
氷愧という病気が幹根 派 り
その鬚 鬘 おもいのまんま宙ろげ
既識の正気を罪み苛み車るわせる
ぐるぐるしてしまう ふるふるして
これが醒めることのない
空けることのない
常冬だ
令闇は濃紺に深ろく錯くされ
いったん煌々とつめたくひかり
みごくうつくしいが
ただやはり詰めたく
残酷高慢で
錆びしい
末期の酒け丗だね
ゴゴと主張する巌だけ真実の
ダダ痘痕図
絶価でふりかえる過去悔だけ
まるでぃー濁瀧のようね
池
磯瀬のうご 蠢く銅鑼蟇
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