惑星砂
この太陽系どこかにある惑星砂
俺たちのだれも いないのに
確かにそこにある いる
佇んで居る ワンダーサンド
我ら人類が別段 観測しなくても
認識しなくても
そんなことなぁどおお構いなく
どうにもカンケイがなく
係累なく
それらはそこいる ただ在る イヤ
はるかむかしから そこいた
いたんだ
石でも意思というものとは一線ん
画し独自の存在理由保有して
炙っされ 固まって宇宙線に過酷に
晒され砕かれてまた集まってもうお
なんどでも離合集散試めして挫けて
岩となり石になった 今に辿り着いた
組成が不何測的に変遷してっても
そんなのをくりかえしくりかえし
するといのちはないけど 神は宿る
わくせいという総体の命の一部ダ !
一個一個がいまはまだ動かないが
軈がて微動はじめだス すこずつ
すこずつ 耳元でつすぐるよおな
琴ト細些やかなる 囁示録
トイキだけが刻きを 酷くを脚色
誉めことばにホネがイワカン (カァーン カァーン カァーン ……)
じゃざーじゃらーさらすさらはら
とおくよせてふるわすとぅるつる
フルエル 滑み のね い ろ きこゆる
..…おつゆ
沖でづっとかすむ燈珠 息くつか
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