NANONANO
いちまい
いちめん
波奮がる
檸檬殻堊のうづうみ
月光映ぜ説けて諭として
きらきらしてるかのよう
春風物満載の贅沢豊潤滲み出
ころころころがりでてつならり
つならり つならり つならり
どんどんつならってつづく
いちれんの帯び
いちもうしちもう
こんじき糸の係らみなす網魅式
層雲となりて鏡の騎位いに達す
黄金のコインたちの
コーンたちの積もん
価値意識はやがて大雪となって
大地農村にふりそそぎ風船化
歌をともない頑健な壁を形成する
そのひがたのしみである
そう詠唱してまだ数える
いちまい
なんまい
シイズンももっか酣けなわ
モモッカ 春霞すら極穣
淡黄のはざまに黒粒の
菜種たちの酒宴の聲さえ
聴こえるかのよう
優し温風がかれらなで
おんがく
ゆぶねの慈愛で
ゆらして幾つしむ
救くみこむがように
ガム
TOP