最祖の7人
宇宙最後の皇帝は崩壊しつつある
後宮で思索に耽った
この宇宙には結局次の世界のために
7人だけのこればよい
この7人だけいれば健全に時代を
ゆるやかに運営してゆける
その人数は7人でなくてはならない
六人でも八人でもだめだ
偶数人だとつがい同士が他を排斥
しあい結局だれも残らないから
それは亡びへの仮説命題
もちろん 撰ばれる7人には自分は
はいっていないのが基則だ
それが朕自身の潔癖の発露であり
ぎりぎりのところの矜持への粘着
しかし自分の糸蠧は二値に記憶させ
のこしたい
おもいかえすとパルパティーンめ
あのものは 自己の存在が完結した
あとの時代設計と青写真制作が
まったくなっておらんかったのう
あのスカイウォオカーの生涯すら
往中たりばったりのどんぶり勘定
宿業に振り回されただけに見えよる
まさに笑止じゃ
経営者は全くそれじゃいかん
老害なぞに振り回されてにのあしを
とられるなどあってはいかんのじゃ
さあ邪魔な余分な分子を清掃しに
まいろうかの
それでも尚ほ抗らがいこのわしを
斃おしにのりこんでくる
わしの骸を踏んでのりこえて
その先にあしをのばしあらわれる
その7人が次の最祖じゃよ
フォッフオッフオッフォ
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