原謄翻録・助典 予章

     



『コア せるべえと』 はみ昇げる
これからおとずれるでおろう帯び唯しい時世の情報量を

天には不吉を予告する層闇峡
踝裏にはいのち枠くまえの某漠たる霧吸の穿洞
おそいくる波瀾の前哨がごとき喇叭が ヒ ビク
やがて泣きだし ちきゅうのなみだふらせだす
フグラッツァ ホンダス

いまは大いなる冥王代
        (Hadeaneon)
すべての黎明  デアル
原子のうみに雷鳴だけが軣く
磐盤のあいだウルオス
なもなき窪蕩の泉な面すれすれの境域で

かれはトゥラヌク 霹 靂 に踊ろく
そしてその身に合わぬ知傾をてにしてしまった


後悔と絶望が メバエル とも
            シラズニ




21/04/28 07:36更新 / OTOMEDA
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