ウーバナイズド・ストウリ
都市のハードがこのほしのうえを
覆いつくし土がみえなくなった時
私たちは最も大切なものを失った
ことを知る
コムプリート・アアバニゼション
それは都市の生活に背を向け
田園に回帰する根本の心根の切欠
あなたは強情にいい貼る
都市と田園は平等だ
同等でどちらに依存しすぎるのも
正しくなく適当でないと
だが都市は様々な矛盾を土壌とし
そのうえに巡らされ畜かれるもの
そこに棲むだれもが他者に対し
何かを誤魔化しながらさいごに
帳尻をあわせる感じが拭ぐえない
詐欺
それが知らないものたち同士の
拠り集まり = 都市である
かれらが理由をこじつけて支える
虚構 幻影 それは墓かなすぎる
砂上の楼閣した似非要塞
なかでもポリス は 警邏 警戒 警護
とも近義で その組織体の秩序と安全
を守護する名目で奮える実質的権力
政治名目をバックにした民徒を蹂躙
するイメージさえ持ち 都市の危険性
の尖鋭を鋭意象徴する
則ち都市 スェ リィは秩序ある集合体
ではなく氓漠と目的もたない個体が
意図的な引力に掻き寄せられ篭っつ
きあう無秩序でカオスなイメージを
含くみ込む だから余程怖い
矛盾と無邪気と混沌 それらが
都市なすエレメントたちを
辛うじて係累づける理由であり
因果の何もかもを語っている
だが現代の我らは まだ択ラベル
都市か非都市か何づれかの生き方を
既成事実に包み込まれて虜囚となり
非感覚となるその前だ まだ遅くない
かなり遅くない さあどうする
我らの至近のみらい 多角世界路
カーボンニュートラルの名目で
迫られている決断と何一つ違わない
岐れ路の即断の修羅場で
我らは立ち竦くむまるで 無知の幼児
そのとき都市はいじめっこの
爪と牙を剥きだし噛みついてくる
我らは がおーと喰い散らかされる
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