ポォウイェッツ チャムバア
「わたしはふつうの詩は書きません!」
閉ざされた虚構の交錯空間(クロスロード) Poets Chamber に顕現して開口いちばん
そう 宣言した
するとそこにいたキミたちは何事かと キッとなってアタシをらみらみと睨らみつけた
「あなたたちの作品は情緒にも技巧にもすぐれていてステキです、感涙だってします」
と一寸持上げてみせることも忘れはしない
「でも」とアタシはヒト呼吸おいて「くりかえしきてるといつしかものたりなくなるんです」
「だからわたしは」ととにかく裂けびつづける「ヘタでも虫刺されてもこのあたまに映えたバカなことをなんでも消えるまえに投げこむんです。それがわたしなりの矜持、じぶんの光らせかたですっ」
なにを、とばかりにキミたちはアタシに刃向かってくるかもしれない
だけど ここの大気をね
疵ずを舐めあうだけの流れのない 慄るえのない
ありきたりの安らかな空気の儘にしたくないんだ
だからアタシは攪乱者 暴れものになって ア バ レ ル
いつだって どこでだって
にくまれやく践まれやくはフカケツだもんね
そのほかのひとのエレメントの団結と調和に役だつからね
アンタならわかるよね? 信長
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