瀬折律


せおりつ せおりつ
_ _
つんつんつんつん ととんぉぉおんん
ピアノの鍵盤のうえのヨアナ

よのなか 夜半からあきぃぇゆゅく
あけぼのまでの神妙な時間
たった孤独でふるびた待合室でまつ



横目の腋みずからながれでて袋く
丸まりきったマルガレーテ 池の袋
沼の袋 どっちがお好み?

川しもへの摩波の台座よたうん
あうん さうんさうん じけ
そこ浮かみ徒歩する 泡目のように

ふくぶく すししなすむせおりつ
せおりつ
トーンがことなる このよの音楽と
あっちの昼とをむすびつうづる
謎ゾの渦ズ
ズーム おんぅ


なつかましくて ミブルイしちゃう
なみだとしみづと平たい空気抵抗
の 音響力学繁営した室内楽
つめたく 渇わいた でも可愛い
せかいにたった ひとつの楽譜
ここにあり むぞうさに私をみつめて
眼が遭った ウッカリ
どさり


やむをえないと

すててあるの救ろって 口に含くむ






22/12/01 05:13更新 / OTOMEDA
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