晩晩界漂瘡
いろづきおちつくぎんなんじゅ
ちかづく幕く愛の準備の
粧そおいにとりかかる役者たち
たあいのないちょっとした
マチカドのたた妻まいなのに
涙腺こおげきしてくる
ほらこおろぎの屍たちにも
わらわれてるよねはずかしいな
月窓かぜがちくちくする
あきは崩づれとホロビの芸美に
応 さ に才色どられている
フルエーテル♪
むるむる しゅるしゅる
ジュルジュル もるほると
ごうかいに裂 らいて
途じて 萎み 終束していく
袰ろびへの 宵(ょ) 還かんぢてる
秋の晴天はフェイク
ただの陽動に虚つつぬかしてる
まにきがつかぬ橋の素とまで
連れ出され取り返しつかない
ことにまで疵づき 暖らためて
天を蒼いでオエツするのだ
おれのばか
おれのばか
おれのばか
そうして
しちてんハッとう
しや迫まく没頭
それが自分の死をみなおすには
ちょうどいいうんどうになる
しってた?
そんなことしってた?
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