航海のおわりにて
常春 そこはこころに営む理想郷
そこにかわらず宿どる常夜灯に
視線をてんじれば
喪われていた色々なもの
きっと 蘇ってくるはづだよ
まざまざとじみじみと
きっと 小学生に 進級したばか
りのころに 見えていたナニカ
ジャポニカ キネクト
囲こへと 逆か昇れるこねくと
くねく くにく ニュクニュク
とてもなつかしい
あの夏合宿でおこったかずかず
日やけた浅黒いかお達
スクール水着にかくれてた日焼け
のあと 白のますまろ
寓べられきゃったあとのプリン
ばあべキュウ きゃんぷハイヤ
ヘイヨー!
めくめく爛漫にいま陶酔し
恍惚に紅潮していた少女のこころら
心肺図モニターの心電波形直行後に
やっと思い出せた 閉塞する後悔
はてしもなく封じられてゆく 灼熱
ひとの舟たび漸く末わるその切なは
ただ どれも懐かしくなるだけの
ド レ ミ
なににも 服 つろうところなく
ひとつの祭りに切りをつけ
そのあとの祭りに 多だ 実を委ねる
そうした 朱々とした自然のみ
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