一 本 峡



いっぽん伸びたまっ継ぐ峡ち




どこまでもどこまでもむげんに
つついてゆくきがする非日常 コオス

みなれたつうきん つうがくろなのに
雙柵の垣繁みがぼくらのみらいを
挟み 狭めてくるさっかくさせてくる
死角には三角 残酷な感覚甦えり
のびのびのびのび柱なりぶらさがり
つづく えんえん木星雲海のあの彼方
まで 果てが見えないよ凄いスケエル
海綿のように波数珠のように押返す
あたまがおしりを咥あえ噛みながら
凡んど遍んと神のセカイで浮游幽体
曲げられない信条 一徹 貫く芯と根
ありあらあらゆるものがつままれ
つつまれ含くまれる重層した
たがいに愛で奏で合うかんかく
スィンクロニスィティ
これは真髄の交響劇だ回転逆立器
劇変閑話で持続可能性を
いつまでどこまで 理さぐるのか
自分の道をただとことんまで
なりふりかまわず 突進するものよ
ゆくてが奈落の断崖でそのまま
終焉に呑まれる産もれる瞬哭まで
標るべは程ちに兆ざまれ永づける よ




22/11/06 11:04更新 / OTOMEDA
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