あお の 藻 に すてきに 殻らめた 泥で

磐梯こうげんの
みどろ沼で
しずんでいた
藻びとに化身した
ふりをして
ぷぷぷぷくくくく
沫をあげながら
しばらく液系と気系の分層途中に
冬 回 遊 し
あがったりさがったり
とりとめのない昇降繰返し
ドコマデ ドコマデ ドコマデ?
meadow mellow めろうな 鼓動
どぅるんどぅるぶりゅんふるゅんつ
ほぉー ほぁ〜
じぶんのじんせいとしんぞうが
誤動作していたことが
いまならばよく分かる
磐梯さんぷくの崖ヶの
あかちゃけたどしゃザクラのなか
そくめんからツルツルと掘返すと
やっぱりでてきた ホネのアナタ
眼窩に怨めしそうにみつめられ
おもはず狭軌に感応した
たましいだけになるとこんな気分
ああそうか
これほどまでにながいこと
肉体という軛にとじこめられて
屁靴な性根の黒ごきぶりの魂に
なっていたのね
思がつくとそこは深泥池でなく
木星圏の濃待機の貞操へとしずんで
いく途中だった
きみの操がのびてきていまにも
ぼくをカラメル処ろまでぶつかった
まわれかがやけエゥロペア
重磨忌の底領にその蛙膚大地が触れ
くっつくときになにかおこる
きっとすてきなことがおこる そう
わかってる

何が起こるの?

『すてきなことだよ』




22/10/16 07:10更新 / OTOMEDA
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