墓縁祭
よう候らえり
きょうはおまちかねいの墓苑祭
日がくれたらさっそく蒼ほ白い
レイコンサンタチガ
暮ッ 暮ッ と点灯して
つぎつぎ帯び正だしく
ならむで仄燈かりの行列をなして
すすむで雪きます
しんしんしんしんしんしんしん
すべてがしんしんしん
しーん しーん ではなく
みみできこえないおとが響ている
ということわ 背反のごときだが
とりわけ臥し然でわ あらしません
またおとのない こーんこーんと
まるでえだのしなるうごきもせず
ただ白亜にちゅうと吸われゆづる
雪来の様相 ただしづか 沈遠と
神妙で真毳なり
それで レイコンサンタチモ
こちらで映し丗との接点もたず
しし しし しし とただ光かって
冲いて移相してゆきまむ
しし しし ししししししし
さぼ ぬきまう
ふぶ つけり ぷてり
れ、れ、レイコンサンタチも
心無しかタノシソウ
そらもろちん 棄でにこころで
ないが
空間座標光子縁に電気配列が
乗ってただ容うだけの
酔っぱらって未練にすがりつき
物質ソアに名残留まってるだけ
の
天然巣体
ひつようとされて甦る瞬たきを
祭なつのだ 祭れる宿
いつはてるとも分からぬ
祀られ をくりかえふくなかで
よよ しし と
一線に 集束む秩律
祭れる社形
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