時代現像室


久しぶりに元号を軸にした
時代考に耽ってみる
嘉永や安政、慶応といえば勝海舟や
阿部正弘、徳川慶喜などの幕末
定番キャラが浮かんでくる

京橋の中央通りにある明治屋前で
文化の変容に想い馳せる
明治大正は旧来の江戸文化の中に
西欧が急激に流れ込み両者が混合し
今となっては濃厚なレトロの馨り

昭和の昭の字は大戦争の導いた
弾薬や硝煙や血潮の放つ陰惨な
イメージにまみれ穢がされて
ガチャガチャしたマイナスの感触が
日本史に燦然と黒光りし続ける
ことだろう
後世うまれるわが国の輩もがらは
ぶら下がった和の字をとりわけ意識
して平和がやはりいちばん大切だと
おもいかえすシステムになっている

その点平成になった当初は何もかも
末広がりでたのしかった
そのツバサをひらいて翔び立つ想い
自分もわかかったなあ

令和になってすべてが冷え込んで
エントロピーが0になるが如く
いろいろなものが矛盾と苦に
彩色されていく
つまりここで何をしたいかというと
いまを思いっきりdisりたいのである
厭やな時代
厭やな時代

何もかもが逆行しはじめた逆境で
デグチノヒカリ はみえるか??




22/08/30 07:19更新 / OTOMEDA
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