一か月後れの鎌倉課外授業


ことしも亀が谷つ坂を降だってく
ゆ っくりゆっくりとね

切通しまみれの美坂いない
なりふりかまわないしりとりの中
みどとなトゥンネルくぐりぬけて

囀づりることり起つのぢゆう
ゆうゆう

枝条だかさなりあうこもろの
葉のうらがわから透かしてひろがる
ライトグリーンがきれい
しれいだよ その樹麓のきみも
いやしいやされるる るる♪

木漏れびはまたたく星のょ泡のょう
初ぢけ肘ぢけてぱてぃん☆ころころ

魁ほど滞留したこみんかきっサには
テッサテッサ
和紙によるペンダントライトが
もーびるもーびる縺がり浮歩いてた

煌銀御朱印帳と亜鈴
岾森の饅頭と餡固と羊歯餅
主しゃづりつく おもはづ

しんみりした琴の静寂
かなかな蟲カナカナカナカナカナ……
ハルカナ ハルカナ と聴えて止まない
点まることをしらない後家人等


厭だあ と
大町路頭の賑わいからにげてきて
かいがんへ一念発起 噴き出すと
はるか苦労海の魔 性面には
小坪まりいな の募灯が茜の更け墨ミ
に ふるえてゆれ揺いでかたむいてた
とたん きぶん かたつむり
ふりかえると えのしまトアダイも
焔れいむの象ちで合掌を挙げる
ざっふぅー ざっふぅー と
潮の肖像楽はいにし兵わ鎖を承る
日に西縁 死への境木と けむる墓か
宵いけむり沈降する膿


ただ 膿

但だの潤るるみ みるんっ


夜の夜伽ぎ 吟 臥

怪訝気なおまえのちくびをおもわず
ひっぱった
痛かったかい ごめん





22/07/19 07:46更新 / OTOMEDA
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