海開きです。





まちわびていたうみびらき

あたらな スタアトのきせつ

じぶんの掌をふとみたらそれは

磯のそとでゆらめいている

テブクロヒトデにみえて悶絶した

こんな錯覚視るなんてなんて失格

已む無く腔層の磯沼にみをしづめる

あなたの腋浦で 膝浦で液あそび

存分あそ んで満開したあとは

駅の胼む胝にすぅあつて惚けてみる

聲ぃえをかけるとあなたは

遠ぉの昔に認知症になってしまって

皺苦茶とすねちゃちゃ になっていて

ほぉぉぉ……へぇ?とあのよに猿って

しまったような動物の貌おをした

よしよし?…とあなたのあまた を

撫でてあげた菌祭冷めやらぬ

とこしぇ の膿み扉らき



フ タリキリ



ただ それだけがげんぢつ

妄雲の剥こうに さんしゃいん

涙み踝る水肌ときらきらが駆け巡る

そうした幻像だけが 閃く煌く随って


鼓 動 っていた






22/06/16 06:39更新 / OTOMEDA
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c