さらりと霞
さらりと霞すみ 朧ぼろにとけて
わすれ浚られる そんな終幕がいいな
拐らわれて 晒らされて
囁やくように粉な冱なに砕けてゆく
そのやさしさ 飾らぬ芯念 気高さ
匂ほってくるような貴賓んが
とてもいとほしくなつかしい
甘れるまえほぎゃあほぎゃあと
卵膜の裡ちがわからいつからか
みていたアブク埋まるる夢ぅけい
よちよ コユビのさきでなぞって
cocoloレンズのぬ曇もり拭ぐって
蜘蛛のこ散らしてはっはぁはらは
むこうのハレマ空かしてみよおよ
ぬいたようにすぽん と
掬くうべきみらいみえてくる宿ず
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