気団の交替


いまのすいーずん
グレー師団が大挙しゅうらいし
雨がまとまってふると
すぐに暑くなったりいきなり
肌寒くなったりと気ぜわしい
だから昨日半袖だったからといつて
同じ格好ででるとかならず後悔する
この気まぐれ地球め
わたしはかっとなって
じべたを踏みつけ魂も削られてく


雨がふってると憂鬱だ
梅雨はまだ先なのにアジサイたちが
押しかけてきて夢のなかで
わたしのカラダをつつくの
痛い。痛い。痛いのだから
いますぐやめて!


桜の季節には寝てたらとうとつ
サクラが枝ごと上から被さってきて
わたしの局部要所を締め上げた
息の振幅がトマト とおもった瞬間
ただ 醒めた


その季節の風物に憎まれている自分
なぜなの。なぜなの。なぜなの?
わたしをなりふりかまわず
殺そうとしているかれら
ほんとうに 季節のアサシンだ


ほんと


なぜなの?








22/09/06 06:46更新 / OTOMEDA
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c