季季ほわっと液桃の霹靂
いま 賜たらされるやさしいシイズ ン
配膳される気風慰められるリイズ ン
パステルコロールモードが
睫毛のさきをとおりすぎて
ふれて誘いゆくぬくいかぜ
それらに声なき微笑みとまらないよ
うふふふ
あははは
でも気まぐれなる花冷えの旁わら
洟もすこしでてくるね
コートがまだてばなせなくて
ぴいぷーぽう
すると颯爽うとみをひるがえし
ひいすーはー
きみはむごんでぼく櫁つめる
いじらしくて また泪でちゃう
それでも季節のかわりめ
悟りて馴染むは霹靂一閃
ほあっ と目が醒める邂闢の刻き
! おもいだしたよ
ええと あのさ蟇蝶の観察手帳は
どこだったかな
褪紅図額のあとにはもちろんまた
榴園の鮮宴と紫琴暮の畔伽綴りが
ひかえてるってぜったい予兆
わすれないでほしいな ねえ
ねえ 街辻どで屯む僕らの詩人さん
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