竹づつ脱くるカゼカミ


ふひふふふひるるほろほれり
ふひふふふひるるほろほれり
ふひふふふひるるほろほれり
ふひふふふひるるほろほれり
鏡つのなかを風が撫たう刻き
むせび啼き

ふひゅひぃふゅりゅりゅーる
ふゅふひぃしゅりゅるるーいゅ

洛北渡るカゼウム古笙・篳篥
ハネハナ カザウメ 匙ぐるま
竹間に回遊滲凉 爽やぐ竹葉
ふるすりはけはみ はきたみ

南の岬から乗って宝侘してきた胡蝶
南の気倣には胡椒の粒もバジル
ふぁうふあさっさー さかりきや

林の裡に徹く響く竹幹の織りおん
かっ か ずずしむししんんむぷ

嵐山のしたで大堰川の瀬世ら擬と
袋ねると水つ酸ぜ底ちが三是と起つ


変転を感じる迦具土の気色怖涅
職億のうらがえりなつかしむる




22/03/01 07:56更新 / OTOMEDA
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