シャド

ぼくはシャド
生前はそうよばれてたネコの霊だ
ニャア !
生れたときはシャドウとかっこよく
なつけられたが
ものぐさのオジイチャンはそのうち
シャドシャドというようになった
なしくずしてきにぼくはシャドだ!
ニャア !


ある夜オジイチャン動かなくなった
へんな咳コンコンしてたけど
もしやニンゲンのあいだでカンセン
バクハツしてたってゆーころなって
やつのせい?!
大変だ!
早くひゃくとーばんにしらせなきゃ
しかしオジイチャンめぼくがそとに
でたとしらなかったらしく
闔しめたままいしき跳んじゃった
みたいだ
あけてよ!ねえ あけてよ!

あ そうか だれかきんじょのひとに
しらせたほうが早いのかも
そう思いついた途端動けなくなった
だめだ ぼくまで動けなくなっっちや
オジイチャンが大変
大事件なんだよう
ほらうごけうごけっ ぼくのカラダー
うごけっ うごけっ うごっ

気がつくとぼくはおばけっ
猫のおばけ

はっとよこをみると
オジイチャンのたましいも
ならんでいっしょにそらへ
騰がってた
よかった!
これからはいつもいっしょだね
オジイチャン



22/02/19 08:10更新 / OTOMEDA
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