マーレ
マアレのまちで
かけまわるこどもたち
ペルシャ語ににた
リュートのように時き慄るわす
ディベヒ語が露地に靴か鳴る
パステルな億楼を椶ゅ櫚の林が
ときおり册くし蜃気わせる
たびびとだけのわたしは
ビタリスになったシチュエで俳優し
異邦人であることを一時わすれ
うみのぶるぉとひとと舎えりえの
ただ裡かに兎もれ 平らに浮ろがった
どう?わたし今 空えて見えるかしら
満潮で鳩とばの涕紋がすごくちかい
そういえばそうね
このくにも温暖化で もしまんいち
極地の氷変で海面があがったら
海のそこの藻屑となって眠りにつき
えいえんと地球の揺り籠のなかに
きおくきろくのたゆ唄う余ま多に
保存されるんだな
阿古宿貝みたいに慈つくしマァレ
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