地平慄水黄昏星庭の唄




まふゆの落日もあるいみ
うつくしい


多 相 枯 れ


僅かつつ 深かまり
溶けゆく さま

しょあゆ

りゆる

ひゅ りゅりゅう ゆ


しゆ


爽穹のくるぶしに
天水の個素庫素はおもくおかれ

ヒカリるのこる余晧に
水つ鏡またたく 寸毎煌煌する
しゅしゅむん ん


呼びて応えるいきものたちの笛

ぱう ぱう
たう たう


日はきえた
あとは夜の匣庭 つんむーん


おととい降ったゆきも已に流がれ
みあげれば星座
満天に上映がる
しりうす ベテルギウス
おおいぬざ属アルドラは
二千光年先でまたたく
なのにこの目で美映る奇蹟おもう
叶のうならば
土星の輪っかも肉眼でみたいなと
越ち欲はてぬ罪ごころ


それを笑うよ
星の演芸座 その饗宴








22/01/15 08:07更新 / OTOMEDA
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