シュライン


shurine

痛切の 伽藍
永劫とみまごう沈黙





…………いと涼やかなり





霞棚引く浮世曼荼羅絵の麓もと

ちりめんの雛な霰られが踴どり

幾層もの木星的気層のたゆまに

神威留どまる そが目に見ゆる

そは大地と植生の意思の代弁か

祖霊らの残留電気的エネジーか

現し世の物理法則にあいたいし

ある一定の派生濤ゆうする

ネ申 す処は流すらぎ

摘み因果がつもりて帯臥をなし

平準の都額ろ内にとことわに佇む

斜すかいの門 端目で睨みて

嗣ぐる歴相に犇むと 響と弾かせ

掌を啓ろげ形振りを棄却し 侭

抜けまほしき人の殻の活ち条じ哉な






22/01/12 07:48更新 / OTOMEDA
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