斎沫鉄道イルミ列車
カンカンカンカンふごぉーっ
ぼぉーーーっ
しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ
しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ
しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ
てつどうえんせん 円 宴 縁
霧祭りにしずむ線路のうえを
夜行列車は走る ぽっぽぉー
ぽっぽぉー
ガタンゴトンガタンゴトン
カシャン 殻ラカシャ
頬杖ついて佇む車窓から
次々に映りかわり猿ってく百景
イルミ シティー のきらきら宝
野や山 田圃 川 霞み滑べり萎む
崖を目指す滑べり絵てつどう
とき織り隧道潜ぐり 水道鏡航る
ヒトの意図涙蜜 列らなる営な見
イチネンカン ことしもタクサン
ぢうぶん クルシミマシタ
めりくりよいおとあけおめの
定番のしなりお もう練習する?
かかなきゃいけないひとへの
ねんがじょおう もう画いた?
さいきん物忘れひどくおおい
死期ちかずいているんだろうか
そうしたこと想んがえ
ぽぽぽぽ ポポポポ
どごん ごとん
のってってゆらゆらられてって
えっえ うふう ふふう うう
いつのまに ねむってしまった
コロナクンも最早なつかしい
とうきょうゴリンもやがて伝説
ゴッホゴッホ ドンドント
むね叩いてかこに雑ざり鯊ぜる
つい嗤っちゃう空虚さだったね懐しい
せいやせいや(れいわれいわ)
ほら車窓のそとにサンビカ聴こえるヨ
黴びまみれの雅痴がまた逝ぎていく
ポポポポ ポポポポ しゅぽしゅぽ
カンカンカンカン 喧まかしい
さあ翼とし狂るとしの 薄明まで
もうひとおし なおひといき
乗ってあがいてこー!!
タビビトよ乗車客たちよ
すぎる光芒のかずかず 幻冬の彩かり
ちかずく未知への峠
で おまえいきひきとるまで
終着駅舍で仰向けになろう
引込み線でローカル線をさがそう
とっとー ふぉっほー
こぽこぽこぽ
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