おくりむかえぽおとれいと

だれにでもあるはず

いろいろな淡いおもいで

明治も令和も関係ない

活てるその時当事者視点では

どれもがカラフルな日常画質

自身だけの幸福画集

でもときがすぎると

いろんなものがセピアに

いろくにに色褪せていく

ひとの想いも劣化していく

認知症が終着駅

滑稽だ でも懐しくもあったかい

ほらおおぜいのひとたちが本日も

ぽかりあいた退場の竅のまえで

テを振っているよ

おもいきり テを振り返して

縁側から えがおであちら側に

おくりだしてあげよう

ばいばい またつぎの代でね



22/11/01 06:53更新 / OTOMEDA
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