おくりむかえぽおとれいと
だれにでもあるはず
いろいろな淡いおもいで
明治も令和も関係ない
活てるその時当事者視点では
どれもがカラフルな日常画質
自身だけの幸福画集
でもときがすぎると
いろんなものがセピアに
いろくにに色褪せていく
ひとの想いも劣化していく
認知症が終着駅
滑稽だ でも懐しくもあったかい
ほらおおぜいのひとたちが本日も
ぽかりあいた退場の竅のまえで
テを振っているよ
おもいきり テを振り返して
縁側から えがおであちら側に
おくりだしてあげよう
ばいばい またつぎの代でね
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