詩材闇鍋

やあ ひさしぶりだねえ
たまには闇鍋でもやるかい
ははっ ぼくらはふたりとも
詩人だから 詩片のナベだ
なんでもそのばで瞬間的に
あたまを過ぎった具材を
片っぱしからなげこみたまえ
なべ桶のなかでそいつらは
ぼくらの恋とし子のように
窟つ窟つと煮られて蕩ろけて
具づついたりぶんりしたり
旨味のカロリーまでとけだして
みねらるみねらるみらみらみれ
くるくるらくる ふるふるのもと
なにか革たらしい聖銘を
衛どすとおもうよ
味の社交ダンス界のどまんなか
それは閃めきのスパイスよ
雷昂のごとくぱっと散って
ほぁっと縮たむ 束ずむ
するとぼくらの指はブレーキ壊れ
停まらなくなるんだ!
ユビキタ イマキタ キタキタキタ
聖霊がぼくらのなかに冒どって
ユメキタス
今世紀発じまったキタス社会
持続可能な個人の命活択摘事業
まるで エス ディー ヂィー s
だよね?


ありゃ

フタあけたらなんだか分らない
謎りょうりが完成してるよ
スープがメタリックな紫だよ
ビカビカと ところどころに
火花まで踊どってる
ハンパナラKいOぉ♪♪
うーーん
コトバとゆうのはほんとうに
令蜊な刃物 なんだねえ
弱いこころはずさずさ挿されて
とても痛たいよ 悶絶するよ
なかはさながら血祭りの池だよ
どっしゃー だよ
どうだいこれ くうかい?


(イヤ勘弁 おれはじつは読んでて
胸やけしたので結局スルーした)



(とにかく厭げた やはり命は惜しい)








21/11/21 22:22更新 / OTOMEDA
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