そのテトラポッド。


せめて
わかいひとたちには
食べてもらいたい
砂埃なっくブクロを逆様にして
零したナカのテトラポッドたち
          ドーンドーン
         聴える聴えるヨ
ズングリこトこトズングリ麒麟児
なべが煮えてひゅっきゅりかえり槽
 親父 親父




はるかかなたのクエイサア、燈台
くりかえし繰り返す
   生滅
悲しみも苦しみも沁みながらつづく
染まりながら 暁あけ読みながら
湯明けの森の蔵書の穹らが
朱け逝き雪のタンボのなかに
埋まって梅で沈んでいくがように
ウグイス囀づっているいまでさえ
其れだ


          ほうほほ おう
セカイの宵には梟うたちも曝露する
瀑布のなかで独り飛沫をあび
初期化に い ド む き ブ ん
腐肉に重なり腐肉と背中合せで
自分すら腐れていくうんめいの
 うんこの
瘡蓋になっても清々する歩ゆむ路
きめられたキメラの軌ち道み
かぞえきれないかずの
テトラポッドたちを
はくはんの上にかけ
欠けたこころの窟ほじゆうしながら
 はい♪戴きます

         (ご思想サマ!)







25/05/03 06:23更新 / OTOMEDA
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