夢め儚てた慈涙海
つかれはてた重機
もうすっかり用済みのマシン
おまえのことだ
貴様のことだ
もう つかれた
これくらいいきれば充分だろう?
なあ 相当がんばってきたのだろう?
もうにんむ完結しても 構わないよな
と 荒れた肌が 錆びた屑態が物言わず
裂けむでる
閑すかに しんでるようにみえるのに
鐵びかりは未だ稲光を放ってるのだ
朕には意地と面目がある
至高な矜持は骸袋からはなれず
寿命全うした末と迄でも遺輩の容器
晃からせつづけるのだ
伝承として金字塔を都筑るのだ
此よいもおまえを濡らす
天の泪みだがおまえを
つぎの象限へと流がしてゆく
むくろは只だ 侭まに
游酔いでいく
能導的に
饕夢的に
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