縋  が る



一縷の肩橋にゆびさきさし延べ

掴んでひきあげてもらいたい
ならくのボトムから



縋りたいほんの _ な背綱


たすけてよたすけてよたすけてよ
助けてっ!!

という号けび
聲にならない

光子の綴づる ク ウ を伐り咲く
劈んざく

でも誰にもとどかない
便りたいけど頼れない
夜りかかりたいというおもいは
単だのあまえ
余まった垂れ
タレナガシ

だから虎高を貫徹し意気る決辞と
カクゴでよあけの陽を瞼筋に挟んで
膝の傷下の血溜りからまた むく と
再生きあがる


なみだと洟ずの拡がり尽くした
目前の灘

ゆうゆうとそのなかを

堰き別ける 衝 動 いで









25/02/15 07:58更新 / OTOMEDA
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