支 だ流 か れ




おーーーーんなじぃ平原

同一の平らな水元から分かれ
出づりた液ものであった私たち
節しめ星し角で分岐してそれそて
異なった撰択対応を繰返したが為に
下流肢葉でこんなにも別の外様形質に
落ってしまいましたそれはいったい
ナゼなの
ナゼなの

分かれ荊棘だけた挙げ句が
黒いひと白いひと中間のひと
うつくしかったり見にくかったり
そのひらきすぎた較差が争いを喚ぶ
せんそうが始まる予鈴い
私たちの余齢はあとどのくらい

cry路ちは遠ん泳い筒づき
えんえんとおえつも止まらなく聴こゆ
もしやここここそが何百何億何垓と
岐だけきった別れ条だの果て?
いまぼくたちは末端の其々で途方にくれ
一員の誰かの訃報を待ち固まっている
みんな年寄りのすがたでありました


巻喜劇
大団棘






25/01/21 07:53更新 / OTOMEDA
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