孤針頭



尖んがった疚まの戴きにジトリ

そこは超たぐべき人生の峠
     砦
隘いに常こたわり塞がる関所
尊重な孤独孤高
頂上の頭はとうぜん狹い
動いたら墜ちるせまさだ
でもここを過ぎなければさきへ
往けない試練の門
 くえすとくえすと
闘うのは始終
いきひきとり心音心紋心悶
  停まるまで
 停まったらおしまい
ラクになる楽園に吸いこまれる
たぶんよ



 いきるひとは途上に何度でも
執つ拗うに針のさんみゃくに邂逅し
ゆくてふさがれ立往生
考えあぐねる竜巣にぶつかり
           呆然自失する
挫けて地に掌と膝を着き ORZする
  『ううう....』
そしてまばたきのあと複び発ち起がる
羽ばたける自信も保障もない
 でも蠕ご め く
そんな切ないじぶんをいぢらしく感じ筒
落日に向かって凛然とあるきだす背な
  かは
   陰げなのに耀が や いて映 鶴る





25/01/20 05:29更新 / OTOMEDA
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