し お 栽培



ねえ もうきづいているんだろう ?



なにごとにも潮時というものがある


今更だが最期はくる 必ず来る

だから 覚悟も得悟もひつようだ

いつ命を閉じてもびっくりしない

屍は あまりに普通だ

あんたたちは本来骸くろだ

骸にまつろう幽脈(因果系)として
露れただけだからそれが衰解しても

ただ感じなくなる 思わなくなるだけ

まあ朦朧とした世界からの気配だけ
はのこるかもしれない

それが幽体 遺魂

でもいっかいコネクトしリンクした
ネットアアク〜築網はきえやしない
一巻の泡にもどらない
綾や織り積み重なって
たましい池の層雲となり浮び騰がる
多層なクラウドの爆産体となり

銀河に大ろがり おおう 尽くす 貫く

ユニバーサル 猿次元長期事業

ユビキタスも 持続可能宇宙も

それらは21世紀初旬からでも
鮮きり見えてるんだ
ほらあんたのそこからだって
いまみえているんだろう?


だから瀛みからはなれていても
しおさいはいつでもおくで聴える
こころのかがみに響びいている
慄えて絡んできてわれらを締める
苛めて 反抗する機会を呼び起す
寝むりから醒まさないかぎり
エントロピーの肥大散逸から
うちゅうは援くえないのだから


しゃしゃりすはすは
しゃしゃりすはすは パウパウ
瀬のおと カモメの哭くこえ

なぎさ 波うち際アソビ








瀛みはいつもそこにある
背中あわせに佇ずんでいて
先にたびだったひと達と共にある

悲しさ 糸ひさ ずっと貯めている


絆とおしく

キラキラ さらさら 囁さやきながら

はら はら と 太古の霧り静ずく


降永づけてる






21/09/11 07:25更新 / OTOMEDA
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c