まふ ゆう あひる

 さむぞらのなかに
逞ましくくらす鳥類
おまえあひる つよい奴
ウモウの鎧で
不運を不慮を寄せつけない粧い
だからいっさい愚痴なぞ云わない
釈明しないその潔さ
溝川の底から僕を見あげたおまえの
そのつぶら

目が合った
おもあづ

鳥と人
人と鳥
なにがちがう
なにがちがう
どちらも生き抜こうとするいのち
    頑固
生というのを得たあれて
宛てがわれ
闘争をしているが
逃走はけっしてしない
抗ちむかう
苦境にあらがう
凛んと 深んというぅをとまでもが
実音になってまで耳み億くに 響 び
いてくる あ ふれおふれお出した
こぼれおちたとりかえせない日々連連
位置の魔にか張り挿し入れられた
罅の模細工が裂け紋ん咒ゅ と 転回して
宿願の渠縁にのどぼとおとタテテ
侵害してしまっているのを
....
....
著る


なに難しいことは分からない?
.... それでいい
おまえはその一瞬一瞬の餌のホウホウ
だけを気にしてさえいれば
それでおまえの Raison d'etreだけは
果たせる










25/01/15 01:24更新 / OTOMEDA
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