核戦争後の初ぶの真冬
まるで銀雪のように白灰がソロで
漆黒のビロウドの絨毯闇のなかに
降り頻っていく
すんすん フンフンと
すんすんすんすんフンフンフンフン
静かだ む おんのくうかん
ボクは放射能のなかでちからなく
蹲まり
核に汚れた穢れた重も雲を見あげた
これはホントだれもが初体験
あの灼熱線の瞬間を残ったのだもの
宝運にも？ いや不幸にも
のこったほうがけっこツイてない
カラダが欠けたりかおのひふが
爛だれたり
だれがもがなにかしらね
然しそれ以上に内面ろや文明の運命に
きえぬ深い浅くはない疵づぐ ち
ぱかっ と伽藍洞のようにグロく空いてる
こうなることはとっ国にわかっていた
プーチンもトランプも
でもやった
スウィッチひとつ
スコォッチ飲みながらの
息き追いで十分だった
だれが悪い？
いや撰らんだわれわれの罪
時代の折り成した犯罪
折られる運命が定められていた織り紙集
新約バイブるらにも予言のように
占かれていたことだもの、不可避....
っ さあ
この夜おな時代も来たイヴ
くらいけど
真っ暗だけど
みんなみんなｃｒｙｃｒｙだけど
お祀りだ！
死者たちをせいだいに祭纏つろう！！
かき集めたクロスとキャンドルと
ただイメージして想い描いた
あまいケーキや鶏の丸焼きで
ほら！見て
今年に入ってからしんだ
タマシイタチが おそとで
お屠蘇のみながら大漁に
星や灰やユキにマギれて舞ってるよ
ボクの周りで楽しそうに
怨めしくたのしそうに
残ったボクらがあとから
追いつくのを待ってるよ
りょううでを垂らして揺らして
オイデオイデと 呼んでるよ
ツリーはもう無いけど
ほんと 、イルミネーションのようだよ
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