恋し宴 セイタカアワダチソウ
夏が了ありにちかづき秋のにおい
そらには肥とってゆく半月の作藝
蝉の聲にすずむしの聲音が混じる
にゅうどうぐもかなり低くなった
すぅむうぅん
ささはさははるききゃいしゃわさ
ささはさははるききゃいしゃわさ
秋口の風ぅ雅 演奏会のかいまく
うす膜くのように傷になった糸と
ふるLる ふらいるぇる えるえる
バッタらがバッタンばってんずほん
スケルツォを披露 軽くタムバリン
かろやかに さろやか テッサロメ
カスタネットやピアニカも走廻る
すきこんきんかんモッキンも弾む
チンチラしゃわいいチェレスタん
そうなのだ!ことばは楽器だ
じゆうにココロのユラギ慄いだす
そして秋の主役然としたのは
おまえたちセイタカアワダチソウ
鮮ざやかであざとくて極わどくて
かぜにゆられてたおやかなのに
チョットあばたきらわれもの
でも親近感かんじるバカナオレ
かえって秋桜のほうが
胡散くさくかんじてしまう檻の罠
りゅうむうぅん ほぉそよ〜
ほようほよう のもうご ぼもう
りょうほよう
むふっ ぬす ほうほう ほうほう
月下のブタイで我が物の顔に
ゆらねてコロナ渦の歌餉を騒ぐ
腕拡げたアワダチ師団の雄姿を
いま
観よ!ソノマナコニ焼きつけよ
せぇい
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