モントゴメリー腺と アポロジャイズ

私は毎朝君のモントゴメリー腺たちと
にぎやかに対話をする
それにはまず畏敬を持って入門して
から合掌し咒曲合唱 そうして君に
mount し上から目線で俯瞰姿勢で
ゆびで執拗に執着してそれらの起伏を
なぞり虐じめつづけていれば
一羽一羽ごとに奇妙な癖と個性と
徴るしがあることに今更気がついた
その微いさま皮袋の内側に脳のような
神経線維結節が創られていることも
知りウェブシステム社会のように
相互に情報を交感し集束意思を形成
していることもわかり恐怖を覚えた
そのテーゼはおもに君の健康状態と
私へのジェラシーに関してらしい
危機を知ると彼らの頂たまはゆっさ
ゆっさと揺ごきだし
ざわついて増幅する浪を熾す
腺は調和して閉じた輪境のそとへ
とびだし霊籠拡張
カレラのすべての頭が受容体に
変容体に
そして
頭瘡がやがて破けて深緋のつなみと
なり襲来よせ私の正気を瘴気と共に
蝕みこんでゆくのだ
私はかれらとそのようにして絡 鞠 り
こころのおなかで密かに謝 毬 る

ゴメンよモントゴメリー
ゴメンゴメンゴメンゴメン






24/08/24 04:35更新 / OTOMEDA
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