砕け散る春

春が砕け散る 音がして

淀んだ川の膜に はらりひらりと

桜色に 染めようと舞う

けれども いつしか

川の底へ 桜色は沈み

また次の春が 砕け散る音がする

その一瞬を 刹那を

目にも止まらぬ 季節の狭間を

自らの眼の膜に 焼き付けて

24/04/07 19:10更新 / 夢とうつつ
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